高気密高断熱の信頼性

現在の戸建住宅事情は、高気密高断熱住宅が当たり前になっています。

ローコスト住宅でも高気密高断熱で売り出しているメーカーもたくさんあるともいます。でも、それは本当に高気密高断熱住宅ですか?きちんと設計されていて、論理的にはそうなっていても、完成後に実測して高気密だということを証明してくれる住宅メーカーはどれくらいあるのでしょうか?
本当に高気密高断熱住宅を希望しているなら、気密測定を目の前できちんとしてくれる住宅メーカーでなければなりません。

また、高気密高断熱の性能はいつまで続くと思っていますか?住宅そのものの寿命は50年だとしても、風呂・キッチンなどの設備は10年ぐらいで交換・修理の時期に突入します。
では、気密性能をどれくらい維持できると思っていますか?建てて数年?それとも数十年?きちんとした論文などのデータを見つけることはできませんでしたが、地震や経年劣化による、壁紙や構造のゆがみなどでそれほど長くは性能を維持できないでしょう。(環境工学の大学教授から5年程度という話は聞いたことがある。)

そのため、「そこそこ気密高断熱」という考え方もあるようです。「高気密高断熱神話」はそれほど信用しないほうがいいでしょう。