住宅見学会をチェック

住宅見学会は、工務店にとって絶好のPRの場です。
でも、それ以上に住宅を建てようとしている方にとってもいろいろなことを知るチャンスです。

住宅見学会には大きく分けて3つあります。

それぞれ、得るものは違いますがどれをみても工務店の実情が見えてきます。
そもそも住宅見学会は、施主の許可のもと行われるので、工務店と施主の関係が良好でないと実施されません。
ですので、住宅見学会が行われている工務店は優良と思われます。

完成見学会

一般的に住宅見学会といえばこれです。
完成直後、施主に引き渡す前に実施されます。

モデルハウスではないので、リアルな住まいがわかります。
キッチンや水回りの使い勝手や各部屋の広さなど参考にも反面教師もなると思います。

また、会場には担当者がいますので、工夫した箇所や特徴など遠慮無く質問してみてください。
その工務店の本当の考え方が伝わってくると思います。

構造見学会

「構造」というだけあって、工事途中の住宅を見学できます。
専門知識がないとよくわからない所だらけだと思います。
だからこそ、担当者にどんどん質問してみてください。

また、現場が整理整頓されているか、職人さんたちとの関係は良好かなど住宅そのものとは直接関係ない情報を知る唯一の機会です。
過程を大事にすることが仕事にとって重要というのはみなさんもわかりますよね。

OB宅見学会

実際に住んでいる家を訪ねて見学することです。かなり工務店とお客さんの関係が良好でないと実施されません。

運良くその機会に恵まれたら、住んでいる人にいろんなことを聞いてみましょう。
住んで良かったところだけじゃなく、後悔したところとか不具合があるかなど、工務店の方も知らない情報を沢山持っています。

 

検討している工務店が住宅見学会を実施しているとは限りませんが、お願いしたら、外観だけとか工事現場を少しだけとか「見学会」という体裁は整っていなくても、見学だけならさせてくれるもしれません。

逆にどんな場面も絶対に見学させてくれない、というような工務店は裏がありそうなのであまり信用できない会社かもしれません。